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なぜ豆乳から湯葉ができない?原因と解決策を解説

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旅館で出てくるような湯葉を自宅でも再現してみたいな。

家庭で豆乳を温めると、表面に薄皮ができて湯葉になりそうですが、思ったようにうまくいかないことが多いものです。

この記事では、以下の内容について詳しく解説していきます。

この記事でわかること
  • なぜ市販の豆乳から湯葉が作りにくいのか
  • 豆乳から何回湯葉を作ることができるのか
  • 余った豆乳の活用法

豆乳から湯葉が作れない理由とは?

湯葉は、懐石料理や精進料理でよく使われる食材です。

特に旅館やお寺での食事では定番の一品ですね。

豆乳を温めると牛乳のように表面に薄い膜ができ、これが湯葉になるはずです。

最近では家庭でも湯葉作りに挑戦する人が増えていますが、思うようにいかないこともあります。

その主な理由は、使用する豆乳の種類にあります。

豆乳には「調製豆乳」「無調整豆乳」のほか、様々な味付き豆乳があります。

湯葉を作るには、たんぱく質が豊富な無調整豆乳が最適です。

無調整豆乳は、大豆固形分が8%以上、たんぱく質換算で3.8%以上含まれています。

一方、調製豆乳はこれに味付けが加えられています。

市販の味付き豆乳は、さらに添加物が多いため湯葉作りには適していません。

そのため、スーパーでよく見かける調製豆乳ではなく、豆腐屋で手に入る生豆乳が最もおすすめです。

これは豆腐製造の初期段階で得られる豆乳で、たんぱく質が非常に濃厚です。

しかし、豆腐屋自体が減少しているため、現実的には無調整豆乳を選ぶことになるでしょう。

完璧な料亭品質の湯葉は難しいかもしれませんが、家庭でも薄い湯葉を作ることは十分可能です。

湯葉作りでは、加熱方法も重要です。

豆乳は蒸した大豆を絞ったものなので、強火で急激に沸騰させると成分が分離し、食感が損なわれてしまいます。

弱火でじっくりと豆乳を温めることがコツです。

そうすることで、表面に自然に薄皮が形成され、それを丁寧にすくい取ることで湯葉が完成します。

出来上がった湯葉は、わさび醤油やポン酢で味わうと格別です。

滑らかでヘルシーな湯葉は、家庭での豆乳鍋やソイラテ作りにも活用できます。

豆乳から湯葉を作る回数

フライパンを使うと、大きな湯葉が作りやすいです。

豆乳を80℃程度に保ちながら、弱火で加熱することがポイントです。

沸騰させてしまうと成分が変化してしまうので注意が必要です。

表面に膜ができたら、すぐに取り除かずに少し待つと、より厚みのある湯葉ができます。

この方法で、1回の調理で約20回湯葉を作ることができます。

湯葉作り後の残った豆乳の活用法

湯葉を作ると、豆乳のたんぱく質は減少しますが、見た目や味に大きな変化はありません。

そのまま飲んでも美味しいですし、豆乳鍋やリゾット、豆乳ベースのカルボナーラなど、様々な料理に活用できます。

まとめ

豆乳から湯葉を作るには、無調整豆乳を選び、弱火でゆっくりと加熱し、沸騰させないことが重要です。

表面に膜ができたら少し時間を置いてから、厚みのある湯葉を取り出します。

1回の調理で約20回湯葉を作ることができます。

残った豆乳はそのまま食べ物として活用できます。